Jupyter Notebookのサーバー(コマンドプロンプト)をバックグランドで起動しておく方法です。
ファイルの作成は、8割方コピペでいけます(変更は環境に応じた設定くらい)。
起動用バッチファイルを作る
まずバッチファイルを作ります。
「JupyterNote.bat」という名前とします。
中身はコチラ。
cd <Jupyter Notebookで開く場所のフルパス> jupyter notebook
「<Jupyter Notebookで開く場所のフルパス>」の部分を、ファイルを置きたい場所のパスに変更してください。
対象のフォルダを開いて、アドレスバーからコピペしてくれば早いですね。
バックグラウンド実行用スクリプトを作る
次にバックグラウンド実行用スクリプトです。
「JupyterNote_background.vbs」という名前とします。
起動用バッチファイルを「JupyterNote.bat」とした場合は、このままコピペでOKです。
変更していたら、「JupyterNote.bat」の部分を変更してください。
Set ws = CreateObject("Wscript.Shell") ws.run "cmd /c JupyterNote.bat", vbhide
これでOK!
起動してみる
「JupyterNote_background.vbs」を実行してみてください。
何も表示されませんよね?
そのまま待っていると、ブラウザにJupyter Notebookが起動します。
ではタスクマネージャを開いてみてください。
- jupyter.exe
- jupyter-notebook.exe
この2つがいますね。
成功です!
スタートアップに登録しておくと、Windows起動時にバックグラウンドで実行されるのでいい感じかもしれません。
が、起動時にブラウザが起動すると思うので、そこがうざそうです。
なので使うタイミングでコイツを実行するのが結局1番なのかもしれません。
サーバ起動時に、ページが自動で開かないようにできれば楽なんですが。
Jupyter Notebookのページを閉じたり開いたりしたい
これには事前準備が必要です。
まずJupyter Notebookを起動させましょう。
ページが開かれたら、アドレスに注目。
「localhost:8888」という部分が先頭にありませんか?*1
これをブックマークしましょう。
サーバがバックグラウンドで起動しているのであれば、「localhost:8888」にアクセスすることで、Jupyter Notebookを開くことができます。
あとがき
バックグラウンドで起動する為のスクリプトですが、「裏で何か起動させたい!」という時、対象のバッチファイルやアプリを設定するだけで気軽に実現可能なので、これはかなり使えますね!
それではよいJupyterライフを。
*1:環境によっては8888が他の数字に変わるかも?