ホリエモンこと堀江貴文著「多動力」を読んだメモです。
基本的にすごく感銘したと同時に
「多動力の内容が職場と真逆な件」
と感じました。
多動力はコチラ
ぼくが読んだのはコチラの電子書籍番。
文庫版も出ているみたいです。
他人とは違う人間になる方法
「レアカードになる方法」という、元リクルートの藤原和博さんが唱えている論がある。
- 1万時間取り組むことで「100人に1人」の人材になる
- 1万時間は、1日6hとして5年
- 5年後、更に別のことで、1万時間取り組む
- 「100人に1人」×「100人に1人」で「100万人に1人」の人材になる
というお話。
更に別のことをすると、「× 100人に1人」が追加されていき、更にレアな人材になる。
「1万時間取り組むと~」は、恐らく「1万時間の法則」から来ているものかと思います。
しかし1万時間の法則は、かなり怪しい。
「その分野に長けた人材」が大事なわけなので、
スキルAに長けている × スキルBに長けている
となれば、ステキ人材が爆誕するということですね。
「完璧」でなく「完了」主義になれ
日本人は完璧主義が多いです。
「いや、自分は完璧主義ってほどではないし」
という人でも微妙に完璧にこだわってる……なんて人が多く感じます。
完璧主義から、完了主義になれ!と提唱しています。
最近好きな言葉で
Done is better than perfect
という「Facebookのモットーの1つ」とされている、言葉があります。
これは
完璧を目指すよりまず終わらせろ
という言葉で、最近念頭に置くようにしています。
ホリエモンも、Facebookも、デカくてスゴイものを作っている人たちなので、納得な言葉です。
車輪の再開発をするな
「車輪の再開発」という言葉は、IT屋的にはかなり知られた言葉の1つです。
「既存の便利なものが開発されているのに、同じものを開発すること」
です。
コレをすることで、大量の時間と労力を消費することになります。
情報発信したいなら、Twitter使えばいいのに
「情報発信したいから、そんな感じのSNSを俺は作るんや!」
とやっていたら、超絶なムダですよね?
ホリエモンは、
- 発明はゼロからは生まれない
- 発明を共有して、発明から新たな発明をする
- この積み重ねで技術の進化は早くなる
ということを言っていました。
タスクもトリアージ
トリアージとは、
患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うこと。
引用:トリアージ - Wikipedia
軽症の人→重症の人という順で人が居たとして、順番通りに治療していたら、重症の人が死んでしまうかもしれませんよね?
トリアージは、重症度でラベリングして、決められた優先度順に治療するような感じです。
コレを「仕事のタスクでも行うべき」と提唱しています。
これによってタスクを、ガシガシ完了させていくわけですね。
脳に刺激を!
人は年を取ると、今まで培ってきた人脈や経験にがんじがらめになり、新しい刺激に身をさらせなくなる。
自身を変革し続けるフレキシビリティを失ってしまう。
そうやって落ち着いて一つの型にハマるせいで、自分で自分の世界を狭めてしまう。
しかし、肉体のトレーニングを欠かさなければ健康を維持できるように、未知なる刺激に接し続けていれば、3歳児のような「多動力」もキープできる。
引用: 多動力
フレキシビリティとは、柔軟性*1です。
経験というのは、武器であり、しかし衰退にも繋がる要素なんだなと感じました。
確かに今までは「経験があるから」というのが強みの世界でした。
しかし今は
「色々なことを経験する=未経験のものに挑戦する」
ということが、それ以上に大切。
そして、現代はその重要性が増していっているのかもしれません。
持っている何かを活用するんじゃなくて
「これがしたい。じゃあ何が必要か?」
を考えることが大切とのことです。
こうしてスキルが張り巡らされていくんですね。
あとがき
「多動力」を読んだ時のメモでした!
多動力はだいぶ前に読んだんですが、その時のメモを取っておいてそのままだったので、アップしてみました。
当時のメモで発掘した分なので、本全体からしたら氷山の一角です。
読んでかなりタメになったので、一読してみると良いかと思います。
今はマンガ版とかも出てるみたいなので、本を読むのが苦手な方はイイかもですね!
本読むの苦手(というか遅い)ので、ぼくが読んだときもそれがあったら良かったのに……