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iDeCoの本「ズボラな人のための確定拠出年金入門」まとめと書評

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ズボラな人のための確定拠出年金入門 表紙

ズボラな人のための確定拠出年金入門」を読んだ、まとめと書評です。

最近巷で話題の個人型確定拠出年金(iDeCo)について取り扱っている書籍です。

この本↓

まだ知らない方は、今後お得なので是非見てみてください!

この本を読んでみて

Amazonのカスタマーレビューでも、5人が評価した結果「★ 4.8/5」を獲得していることもあり、この本をチョイスしました。
5人中4人が5つ星。すばらしい。

この本は各見出しが、「各章のテーマ」に対する「疑問」になっています。
その「疑問への回答」のような形で、説明がされています。

なので気になる箇所にを、好きなように見てOKなのです(冒頭でもそう説明されています)、

それもあって、全体的に分かりやすく感じました。

改めて、この本のよいところは

  1. 疑問に対する回答として章立てされているので、思っている疑問に飛んで説明を見れる
  2. 金額やリスクなどを、例題を元に「これだけの金額」というのを提示してくれている
  3. 働き方ごとのモデルケースを書いてくれている

ですね。

また所々、具体的な金額を提示してくれているので、分かりやすく、イメージがしやすかったです。

モデルケースごとのポートフォリオ

そして巻末の方にあるモデルケース。

下記の働き方ごとに、ポートフォリオ(どのように資金を割り当て・運用すべきか)が書かれています。

  1. 公務員夫婦
  2. 会社員&自営夫婦
  3. 共働き会社員
  4. 独身会社員
  5. 会社員&配偶者扶養
  6. 独身自営業

自分の現状と似たケースを見ることで、「大体こんな感じでやればいいかな」という参考になります。

正直「いざ実践!」となった時、「結局どうすればいいんだ?」となるのは、大いに想定できる状況です。

それを考えると、このポートフォリオは、実践時の参考になると言えます。

確定拠出年金ってなに?

さて、そもそもの話ですが……「これってなんなの?」っていう話ですね。

確定拠出年金は、毎月決まった金額を拠出して投資していくシステムのことです。

「拠出」というのは、「ある目的のために金品を出しあうこと」。
つまり、この場合は年金の為に毎月お金を出し、自分が受け取るときに投資した結果のお金を受け取るということですね。

今回の「個人型確定拠出年金(iDeCo)」というのは何か?

というと確定拠出年金は、これまで民間企業に勤める人の一部や自営業者だけが加入できる仕組みでした。

個人が利用できるようになったものです。

具体的に何をするの?

自分で自分の年金を積立+資産運用で増やしていく為の仕組みですね。

資産運用の内容については、投資信託と同じです。

確定拠出年金のメリットは?

  1. 年金を積立+資産運用で、将来的に必要なお金を産むことができる
  2. 掛け金が非課税
  3. 手数料が安い

掛け金が非課税ってどういうこと?

どういうことか?というと……

掛け金が非課税になり、「所得税」「住民税」が減ります

税金ってバカにならないくらい持ってかれるじゃないですか。

お金を増やす方法の1つが「節税」です。あくまで「正攻法での」ですよ?(笑)

「引かれない」というのは、逆を返せば「手元に残る=増える」と同義です。

このシステムは、節税貯蓄運用の3つを兼ね備えています。

ステキシステム!

手数料が安い

  1. 管理手数料がはるかに低く設定されている
  2. 購入時の手数料は不要

確定拠出年金のデメリットは?

  1. 60歳になるまで受け取ることができない
  2. 毎月拠出する必要がある

と言ったところでしょうか。

デメリット1は、あくまで「年金」を個人で積み立てる仕組みだからですね。

将来必要になるお金を、今のうちに貯蓄しておくと思えば、デメリットでもないと思いませんか?

デメリット2については、拠出を休むこともできるので、大きなデメリットではないですね。

余裕があれば限度額いっぱいまで拠出する方が非課税メリットを十二分に享受できておトクですが、それを60歳になるまで毎月継続できるのか、ということを考えてみてください。

ただし、年に一度掛け金を変更することができますし、家計が苦しいときは拠出をお休みすることもできます。

またこのようにも書かれています。

まずはしっかりムダな支出をチェックし、資金をなるべく多く確定拠出年金の掛け金に回していく

「余裕なお金なんかない」という前に、自分の支出を見直すことも大切ですよね。

もしかしたらムダな支出が見つかるかもしれません。

その支出を充てられれば、「ムダの節約から将来への投資+節税」と、一石二鳥ですよ!

まとめ

メリットだらけです。もはやメリットしかないと言っても過言ではない。

「60歳まで受け取れない」ということ以外は、メリットの塊ですよね。

早く証券口座を作ったがいいです。

ほんと、若ければ若いほど、証券口座作っとくの得だと思う。

情報や経験、勉強っていう観点も含めて。

その他この本の注目ポイント

今回、この本に書かれていることから「確定拠出年金とはなにか?」という概要を書きました。

しかしこの本にはもっと詳しく色々なことが書かれています!

  1. 拠出する金額はどれくらい必要なのか?
  2. 拠出する金額の上限は?
  3. どのくらい投資すべきか?
  4. 60歳以前で受け取れる条件
  5. どのような運営管理機関(証券会社など)を選べばよいのか?
  6. どのようなモノに投資すればよいのか?
  7. 働き方別ポートフォリオ(モデルケース)

なかでも、「7. 働き方別ポートフォリオ」はかなり参考になります

ポートフォリオというのは、

金融・投資用語としてのポートフォリオは、現金、預金、株式、債券、不動産など、投資家が保有している金融商品の一覧や、その組み合わせの内容(株式の銘柄などまで具体的に)を指しています。
引用:https://mynavi-creator.jp/knowhow/article/what-is-a-portfolio

多少自分と違うとしても、似たケースを見て「こんな感じにすればいいんだな」っていう参考になります。

オススメなので是非読んでみてほしいです!