前回Visual Studio 2017からインストールした、Anacondaでの仮想環境とライブラリインストールについてお話しました。
今回はその仮想環境を使って、Jupyterを起動するバッチについてです。
バッチを1発叩けば、仮想環境上でJupyterを使えます!
作るもの
作るファイルは3つです。
- JupyterNote-activate.bat:仮想環境に移動
- JupyterNote.bat:Jupyterを所定フォルダで実行
- JupyterNote_background.vbs:バックグラウンド起動させる
2つ目のバッチで仮想環境への移動まで行おうとしたんですが、無理だったので分けました。
2つ目と3つ目は、以前紹介したものと大体一緒です。
仮想環境移動用バッチ
仮想環境で実行するためのバッチです。
JupyterNote-activate.bat
@echo off REM #仮想環境に移動 activate py3
activateで仮想環境に入るだけです。
Jupyter実行用バッチ
次にJupyter実行用のバッチです。
これを行うことで、指定のパスにJupyter内のノートやファイルを置くことができます。
JupyterNote.bat
@echo off REM #仮想環境に移動 call JupyterNote-activate.bat REM #JupyterNotebookを指定パスで起動 cd C:\work\JupyterNotebook jupyter notebook
「cd C:\work\JupyterNotebook」を、ファイルを置きたいパスに変更してください。
デフォルトのパスがよければ、ここは削除してOKです!
バックグラウンド起動用スクリプト
コマンドプロンプトや、バッチでJupyterを起動すると、黒画面が表示されたままで面倒じゃないですか?
そんなときはこれ!
このスクリプト実行することで、Jupyter起動用バッチをバックグラウンド起動することができます。
JupyterNote_background.vbs
Set ws = CreateObject("Wscript.Shell") ws.run "cmd /c JupyterNote.bat", vbhide
実行するときは、このスクリプトを叩くことで、バックグラウンドでJupyterが起動します!
実行→少し待つ(Jupyter起動)→ブラウザにJupyter表示
となります。
あとがき
仮想環境をかませることで、環境を色々セットアップできると思います。
いくつか仮想環境があるときは、これらを複数個作れば、好き勝手にできます。
よいJupyterライフを!