あるツイートを見て、ふと感じたことを書こうと思います。
「便利なものが定着してしまった以上、何かの利点があっても不便なものへは逆行しない」というお話。
先に申し上げておくと、そのツイートの批判という訳ではないのです。
お年寄りのアクセル踏み間違い事故への対策
読んだツイートというのがコチラ。
思ってるのは俺だけじゃなかった。 pic.twitter.com/D6D09ShVYQ
— JUN (@Juneuror) 2017年5月7日
ある新聞記事?に対する賛同のツイートですね。
昨今高齢者によるAT車(オートマ車)*1による、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故がよくニュースで取り上げられています。
現にニュースを見る限り、これによる事故が多数起きていますよね。
それに対して、何かしらの対策装置を開発するよりも、そもそもMT車(マニュアル車)*2を復活させればよいのではないのか?
という意見が書かれた記事でした。
コレを読んでなにか引っかかりました。
なぜAT車が普及したのか?
この記事に、このような一文があった。
MT車にはAT車にない安全性がある。面倒なクラッチ操作だ。操作方法やタイミングを間違えればたちまちエンストする。わずらわしいが、これは大事な安全装置だ。「アクセルとブレーキを踏み間違えた」という事故の多くは、MT車ではありえない。
これは
「便利だけど、安全装置が働かなくなったよね。通常の運転は面倒だけど」
と言っているようにしか見えない。
そもそも、なんでAT車がこんなに普及したかって話なんですよね。
便利だからですよ。
面倒くさくないからですよ。
MT車で頑張って免許取ったにも関わらず、1回AT車乗ったらAT車使い続けますよ。
だって、楽なんだもの。
定着した便利から逆行はしない
この文章は時代の逆行でしかない、と感じてしまったのです。
便利から不便へは逆行しない。
例えば、高齢者がスマホを与えられて、でも使い方がわからなくてガラケーに戻るのとは訳が違う。
AT車に飼いならされている以上、MT車が「復活」したところで戻らない。
結果的に「自動ブレーキの開発」や「自動運転車」などの、先進的な技術を付けざるを得ない。
この意見は昨今の事故への一提案だが、これで喜ぶのは正直「MTの方が好き」という車好きな方々だけ。
あとがき
珍しくというか初めて外から拾ってきた何かに対する記事を書きました。
危険をはらんだ便利な何かが普及してしまったら、その危険を回避するための何かを出すしか策がないのが現代だし、技術発展なんだと感じました。
というお話でした。
早く自動運転車が実用化されないかなー