Wordで同じ図表番号を設定する必要があるとします。こんな感じ。
こんなとき、普通の図表番号だと違う番号になっちゃいます。
はたまた、手入力だとファイルを更新した時、変更する必要や、変更忘れのリスクがあります。
そんなとき、今回の方法を是非お試しください!
今回使う機能
今回使う機能は、「ブックマーク」と「相互参照」です。
ざっくりと説明すると……
ブックマークは指定した箇所を、その名の通り「ブックマークする」ことができます。
相互参照は、章番号や図表番号などをしっかり使っている方には、おなじみの機能かと思います。
章番号や、図表番号を設定した箇所への、参照を文中に入れることのできる機能です。
相互参照のメリットは、参照先のデータが変更されても更新すると同じものになり、さらに「Ctrl+クリック」で、参照先にジャンプすることもできます。
やりかた
それでは、本題です。
まずは普通に文書を作っていきます。
今回の場合、「表 1-2 ugee」が2つに分かれている想定です。
ブックマークの設定
まずはブックマークの設定です。
「表 1-2 ugee(2/2)」を作る為に、まずは「表 1-2 ugee」の箇所を選択します。
続いて、「挿入タブ→リンク枠→ブックマーク」を選択します。
するとこのようなウィンドウが表示されます。
任意の「ブックマーク名」を入力し、「追加ボタン」を選択します。
これで「表 1-2 ugee」がブックマークされました。
相互参照の設定
続いて、相互参照の設定です。
相互参照(表 1-2 ugee(2/2)を入れたいところ)に、カーソルがある状態にします。
「挿入タブ→リンク枠→相互参照」を選択します。
相互参照ウィンドウが表示されたら、次の順に選択していきます。
- 参照する項目:ブックマーク
- 相互参照の文字列:ブックマーク文字列
- ブックマークの参照先:作成したブックマーク名
- 「挿入ボタン」を選択
するとカーソル位置に、「表 1-2 ugee」が追加されましたね!
スタイルを設定したり、「(2/2)」という文字を追加したりと、細かな設定をしてください。
これで完了です!
検証:本当に同じ図表番号に更新されるか?
これで本当に同じ図表番号になるの?
という所を検証しましょう。
まずは、作業していた「ugee」よりも前に表番号を追加します。
「表 1-3」と「表 1-2」となり、表示がずれてしまいましたね。
Ctrl+Aなどで全選択をして、「右クリック→フィールド更新」を選択しましょう。
すると……
両方「表 1-3」に更新されましたね!
これでこの箇所は、今後「表番号」が追加となったとしても、フィールド更新をするだけで、この状態が維持される状態となりました。
あとがき
ちょっと必要になったので覚えたテクのご紹介でした。
図表番号などの管理って、人や会社によってマチマチすぎて結構面倒なんですよね……
完全にルール作った人たちの趣向でしかないので……