ArduinoをVSCodeで開発するための流れです。
ArduinoIDEで開発するより断然快適です!
- Arduino IDEをインストールする
- VSCodeに「Arduino」拡張をインストール
- 拡張の設定
- VSCodeを再起動
- 接続先設定
- 検証・アップロード
- VSCodeを使うデメリット
- 参考
- あとがき
Arduino IDEをインストールする
Arduinoのサイトにアクセス。
「Windows Installer, for Windows XP and up」
インストーラが嫌な人は、その下のzip形式でもOKだと思います。
こんな画面が出てくるので、「JUST DOWNLOAD」からダウンロードをします。
あとはよくあるインストール作業と大差ありません。
VSCodeに「Arduino」拡張をインストール
こちらの「Arduino」という拡張をインストールします。
VSCodeの拡張検索で「Arduino」と検索すれば、恐らくトップに出てきます。
拡張の設定
設定画面を開きます。
- ファイル→基本設定→設定
- 「Ctrl+,」
検索バーで「arduino」と検索します。
ここで2つ設定を行います。
項目 | 値 | 例 |
---|---|---|
Arduino: Command Path | コマンドの実行体 | arduino_debug.exe |
Arduino: Path | Arduinoのパス | C:/Program Files (x86)/Arduino |
例は「C:/Program Files (x86)/Arduino」にArduinoIDEをインストールした場合のものとなります。
注意点は
- 「Command Path」はファイル名だけ
- 「Path」はインストールフォルダパス
ということです。
「Command Pathと書かれているから」と思い、「C:/Program Files (x86)/Arduino/arduino_debug.exe」のように設定するとエラーします。
VSCodeを再起動
設定が完了したらVSCodeを再起動しましょう!
再起動しないと設定が反映されないようです。
接続先設定
inoファイルを開くと、VSCodeの画面右下に、Arduinoの設定用の項目が出現するようになります。
Select Board Type
「Select Board Type」を押すと、自動で画面分割されてこんな画面が出てきます。
「Selected Board」から接続しているArduinoと一致するものを選択します。
選択したボードによって、入力項目の数が異なります。
例えば「Arduino Uno」はボードの選択だけでしたが、「Arduino Mega or Mega 2560」は、「Processor」という項目が増えています。
内部で設定を切り替えているのか、反応が結構遅い場合があります。
「入力してから変化がない!」と思っても、ちょっと気長めに操作しましょう。
ボードの切り替えがされると、画面右下の「Selected Board」だったところが、選択したボード名称に変化しています。
設定が完了したら、このタブは閉じてしまってOKです。
Select Serial Port
接続先のシリアルポートを設定します。
ただそれだけ。
検証・アップロード
方法は3つです。
- ボタンを押す
- コマンドを実行する
- ショートカットキーを入力
inoファイルを開いた状態で、画面右上にボタンが増えています。
コマンドは
項目 | コマンド名 |
---|---|
検証 | Arduino: Verify |
検証&アップロード | Arduino: Upload |
ショートカットは
項目 | ショートカット |
---|---|
検証 | Ctrl+Alt+R |
検証&アップロード | Ctrl+Alt+U |
となります。
ショートカット覚えてしまったほうが楽ちんですね。
ショートカットを忘れてしまったら、コマンドの右側やボタンのツールチップを見れば載っています。
VSCodeを使うデメリット
唯一のデメリットとしては、ArduinoIDEでアップロードを実行するより、数秒遅いことです。
元の速さを知ってしまっていると、なんだかもたつきが目についてしまいます……
まぁ使いやすいので、断然コチラのほうが良いですが。
参考
コチラを参考にしました。ありがとうございました!
あとがき
訳合って1度削除して入れ直したら、設定で微妙に躓いたのでメモがてら書きました。
会社での環境なので、自分用に買ったら、また使えますしね!
自分用でなにかやりたいと、ふつふつと思いが湧き上がる今日このごろ。