お気に入りの陶器が割れた。
ショックで仕方がなかった。
しかし君の死は無駄にしない。
陶器を修復するため金継ぎにチャレンジするぞ!
ということで「金継ぎって実際やってみたらできるの?」と思い、初心者キットを購入して試してみました!
ちなみに陶器の他に、ガラスも修復が可能らしいので、「お気に入りのグラスが!!」という方も、是非一読してみてください!
そもそも金継ぎとは?
茶器なんかで見たことあるかもしれない、こういうやつ。
昔のとか、品格高そうな陶器の器に、金色の筋が入って、なんかすごそうなやつ(激しく偏った主観)。
実はコレ、割れたり欠けたりしてしまった陶器を、修復する技法を使ったものです。
その修復する技法が「金継ぎ」なわけです。
超絶ざっくり説明すると、
- 漆を使って接着する
- 金粉などを使って、装飾をあしらう
これによって、破損を修復しつつ、高貴で味のある形で復活させることができます。
キングギドラがメカ化するかのようですね(適当)。
今回購入したキットはコレ
今回Amazonでコチラのキットを購入しました。
少し値段は張るように見えますが、
レビューの内容的に
- 一通りの道具が揃っているようだった(実際、主要なものはだいたい揃っていた)
- 公式がいい人そうだった(レビューにあったが質問メールしたら、まさしくそうだった)
ということで、この商品に決めました!
実際、満足度はかなり高いです!
どんなものが入っているのか?
入っているのはコチラ。
- 練弁柄漆 15g
- 金継用漆 15g
- ガムテレピン油 100cc
- 面相筆
- 極細筆
- あしらい毛棒
- 天然パール金粉 10g
- アルミ製代用金粉 10g
- プラスチックヘラ
- 真綿
- 小皿
- ゴム手袋M
- との粉 100g
- 耐水ペーパー#600
- 金継ぎ工程説明書(日本語)
盛りだくさんですね……
ガチ金粉入っているので、高いと思いきや普通なんじゃね?と思ってしまったり。
ちなみに代用金粉の場合、飲食で使用するものへは推奨されません。
なので飲食系の器を修復する場合は、ちゃんとした金粉が入っているこのセットは超助かります。
これではないセットをご購入の際は、必要なものは別途購入しましょう。
その他で必要なもの
実際やってみて、説明書や動画を見ていると、「キットには付属していないが必要なもの」がいくつか出てきました。
実際にやってみて、「セット内容+下記のものたち」で完成させることができました!
ただし、ぼくは接着しかやっていないので、欠けたものの修復の場合、別途必要なものが出てくるかもしれません。
- 「接着」の工程で必要なもの
- 使い捨てゴム手袋(付属しているが、いくつか合ったほうがいい)
- ダンボール箱(小さめでよい。蓋付きだと尚よい)
- 割り箸(2膳)
- 不要なフキンなどの布(濡れフキンにします)
- 「金蒔き」の工程で必要なもの
- 通して必要なもの
です。
長袖、長ズボンは、気をつけていれば汚れることはないとは思います。
が、念の為、汚れてもいいものを用意するといいでしょう。
新聞紙と養生テープは、作業する机を保護するために使用しました。
漆をこぼしたりすると危ないので……
接着から金蒔きまでは、7~10日ほどブランクが必要です。
なので「金蒔きのとき必要なものが足りてなかった!」となっても、その期間内に揃えるられればOKです!
公式Youtubeで学べる!
素晴らしいことに、公式Youtubeで手順を配信してくれています!
「ようわからんし、難しそうだからなぁ……」
とお悩みのアナタ!
一旦動画で雰囲気を掴んでみるのもいいかもしれません!
そして実際にトライする方は、コレを見て「どんな風にやればいいのか?」を確認しながら作業もできます!
Youtubeの注意点
実際に金継ぎにトライしてみて感じたのは
付属の取説と、Youtubeが若干言ってること違うじゃん!!
ということでした。
これには微妙に迷いましたが、試行錯誤いい感じに勧めていくことで解決……(笑)
なので、今後ご紹介する手順は、ぼくがいい感じに理解していった結果であります。
金継ぎをするときの注意点
金継ぎで使用する「漆」というものは、直接肌に触れると、かぶれる可能性のあるモノです。
なので安全には、十分に留意する必要があります。
そのために付属品にも、使い捨ての手袋が付いているわけですが。
長袖、長ズボンを着用しましょう!
そして使い捨てゴム手袋を装備しましょう!
あとはワセリンを塗っておくと、漆かぶれ対策になるそうです。
もしよければ、合わせて準備しましょう!
参考
コチラを参考にしました。ありがとうございました!
金継ぎセットDIY (金繕い) -株式会社 目白 - YouTube
あとがき
陶器を修復する手法、「金継ぎ」についてのご紹介でした。
伝統工芸の類い……ですよね……
なので自分ひとりの手で、できようものとは思ってもみませんでした……
「素人は手出し不要な領域……」
と思っていましたが、思ったよりハードルは低そうです。
手先の器用さにどうしても左右はされるかもしれませんが、ぼくと同じような境遇の方は是非チャレンジしてみてほしいです。